高谷 温子
MS, ATC
所属・役職:
株式会社 GRIT NATION パフォーマンスセラピスト(教育・育成担当)
タイトル:
講義3-B GRIT(やり抜く力)をもたらす装置 - 生きることに挑戦する全てのライフアスリートたちへ–
抄録:
どれ程素晴らしいエクササイズも一回きりでは意味がない。 正しいことをいかに習慣化す るかが、「Exercise for Total Health」に繋がる。 人は自分のためにだけ頑張り続けるこ とはできない。 だからこそ、仲間の存在やコミュニティ形成こそが習慣化の鍵になる。 そ してその共通言語となる価値観こそ「Positive Attitude for Transformation」(変容のため のポジティブなあり方)。 自他共に認めあい、受け入れあい、プロセスを楽しみながら進 化をしていく生き方とは...。 ATCとして培って来たノウハウを惜しげなく人々に還元する ことができれば、もっと大きなもの(行動し続けるための装置)が手に入る。 予防医学、 健康管理のプロフェッショナルであり、現場で人と人を繋ぐ役割を担っているATCだから こそ可能となったTotal Health Support。 それは、単なるフィジカルサポートに留まらず、 新たな働き方の提案、人材育成やチームビルディング、メンタルケアなどをも包括する。 年齢や障害を越え、生きていることに挑戦している全てのライフアスリートに向けた 「Positive Attitude」と「体を動かす仕組み」の形成のためのヒント。「手放すこと」で 手に入る無限大の可能性、そして行動し続けるための装置。 信頼できるリーダーと仲間の存在が可能にした新たな働き方を、自身の経験をふまえて提案する。
略歴:
2005年に渡米、2009年にATC取得。大学院生アシスタントとして大学スポーツに携わり現 場経験を積む。2008年のAthletes’ Performance(現EXOS)でのインターンシップをきっかけ に、2013年から中京大学CISPにてアスリートサポートシステム構築に携り、パフォーマン スセラピストの役割を確立。現在はパフォーマンスコーチとしても400mH、パラ陸 上短距離、トヨタ自動車ショートトラックチームの帯同サポートを行なっている。 2017年より東京に拠 点を移し、株式会社GRIT NATIONに所属。“動きと感覚”を引き出し、動作を鍛えるプログ ラムの構築と、パフォーマンスコーチ育成を主に担当。競技アスリートだけではなく、年 齢や障害を超えて、一人一人と真摯に向き合うことで心身を整え、パフォーマンスの向上 に繋げるチームと組織作りに従事している。