JATOについて
スポーツの先進国アメリカでは、スポーツ選手の外傷・障害の予防、救急処置、リコンディショニングなどを担当するアスレティックトレーナーという職業が確立されており、プロスポーツはもとより様々なレベルのスポーツ現場において欠かすことのできない存在となっています。
1975 年、アメリカのアスレティックトレーナーの職能団体である全米アスレティック トレーナー協会(NATA, National Athletic Trainers' Association)、そしてその実践学問であるアスレティック トレーニング(Athletic Training)が我が国に紹介されました。 1977年には日本人第1号のNATA公認アスレティックトレーナー(ATC, Athletic Trainer Certified)が誕生し、現在では170名を超える日本人ATCが様々なスポーツの現場で活動しています。
スポーツが様々なレベルで盛んになってきている我が国においても、今まで以上にアスレティックトレーナー、アスレティックトレーニングに興味を持つ人が年々増加しており、その必要性も高まっています。このような状況を背景として、1996年6月NATAの協力のもと、日本人ATC が中心となりジャパン・アスレティックトレーナーズ機構が設立されました。そして、2014年にはNATAの公式アフィリエイト団体となりました。
今後の益々の発展のため、2018年8月、JATOは一般社団法人ジャパン・アスレティックトレーナーズ機構へ生まれ変わりました。
【JATOのミッション】
国内外のスポーツ医科学関連団体と協力し、我が国及びアジアにおけるアスレティックトレーニングの発展、普及に努め、スポーツに参加する全ての人々の健康に寄与する。
【JATOの目的】
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日本国内においてアスレティックトレーニングの普及および教育活動を行うとともに、NATA公認アスレティックトレーナーの職業的地位の確立を目指す。
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メンバーのアスレティックトレーニングに関する学術的および技術的レベルの向上を目指す。
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日本でのアスレティックトレーニングにおける共通の関心事について、メンバーが自由に意見を交換できる場を提供する
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アスレティックトレーニング業に従事する専門家と業務を効率的に遂行するための協力体制を整える。