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マーティン・マットニー (Martin “Marty” Matney)

MBA,LAT,ATC,CEAS

所属・役職:Work-Fit/Boeing Company (米国)


関連団体:National Athletic Trainers Association 職業向上委員会(COPA) スポンサー団体:National Athletic Trainers Association (NATA)

タイトル:

基調講演 2 アスレティックトレーナー:労働災害における防衛の最前線

(Athletic Trainers: The First Line of Defense in Workplace Injury Prevention)

抄録:

米国では、スポーツや運動競技以外の環境でアスレティックトレーナーが活躍する機会が 増加しており、大学やプロスポーツ界同様に、工業、軍事、医療、舞台芸術などの領域に おいてアスレティックトレーナーの有益性が注目されている。アスレティックトレーナー の持っている技術や知識は膨大で、個人や組織の様々な現場に適応し、“質の高いケア”と“運営コストの削減”を提供している。アスレティックトレーナーが医師と協力すること で、医師の診療はより効果的なものになり、また患者のケアにおいてアスレティックトレー ナーのエクササイズ処方や指導、テーピングや予防器具の使用方法などの知識は医療従事 者にプラスの要素をもたらす。

舞台芸術の現場では、エンターテイナーに対し傷害予防や応急処置、リハビリテーション やパフォーマンス維持など、プロアスリートに対するものと同様のアスレティックトレー ニングサービスが提供されている。製造業等におけるアスレティックトレーナーの役割は、 医療費を削減することで生産性の向上に貢献することである。この講義では、運動競技以 外の環境、特に工業領域で働くアスレティックトレーナーについて概説する。

略歴:

1981年にワシントン州立大学を卒業、37年間アスレティックトレーニングに携わってい る。25年以上のクリニック施設での経験があり、主に脊椎手術、人工関節置換術後のリハ ビリテーションを専門としている。さらに、二店舗のリハビリテーションクリニックの設 立に関わっており、そのうち一つは共同オーナーとして設立している。 現在は、ボーイング社と契約のあるWork-fitにて、Industrial Athlete(産業アスリート) プログラムを統括。当初4人のアスレティックトレーナーからこのプログラムを開始し、9 年間の間に35人以上で構成されるプログラムに発展させ、ボーイング747、767、777と787 の組み立て工場の現場を支えている。ボーイング社は、傷害予防、労災軽減、生産率向上 において、アスレティックトレーナーの専門知識は必須であり、初期の介入には不可欠だ ととらえている。その他、Polarzone Northwest社の最先端の水治療法(ハイドロセラ ピー)の開発に協力。30年以上にわたりNATAと活動を共にし、ワシントン州のアスレ ティックトレーナーの免許交付に貢献。さらにNATAの多くの役職に関わり、NATAPAC (NATA Political Action Committee)の理事を務めている。現在、COPA(実習の推進委員会) の委員長でもある。妻のジャネット、二人の娘、ローレン、オリビアとともにワシントン州シアトルに在住。登山、釣り、ゴルフに読書を趣味としている。

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